人々にとって大都会のオアシス的な空間である静かでオシャレなカクテルバーを舞台に、
日常生活で誰もが経験のあるチョットした出来事が奇想天外な結末を迎える。

"カクテル一杯分のストーリー"

カクテルバーで働くフリーター店員の相沢里湖(長谷川祥子)を中心に
オカマの客(今野元志)や不倫のカップル(菊地 仁/住元優子)。険悪なムードの恋人カップル
(君野涼耶/川連廣明)など、個性様々な常連客との無言のやり取りで禍が展開する。
そしてたったひとつの接点で交差した時、劇的な方向へと物語が展開してゆく。
ドジだが持ち前の明るさといつもの天然ボケ振りで周囲の人々を笑いの渦に巻き込んでしまう。

"禍を転じて福となす"を絵に描いたような女の子。

この日、カクテルバーで行なわれたJAZZの生演奏LIVE中、鼻カゼをひいた里湖は鼻水を啜るが
常連客から「うるさい!」と言われてしまう。何度となく鼻水をかみに厨房に入ろうとするが、
次から次へとカクテルの注文が入り鼻水をかめないでいた。

鼻水を啜ることも出来ず、鼻水をかむことも出来ず、やがて鼻水が垂れて来そうになる里湖。
そんな里湖がとった行動が店内の常連客を巻き込んで奇想天外な結末を迎える。